Java -リテラル-
リテラルとは、変数に代入する具体的な値のことです。
(ソースファイル内に直接記述した値のこと)
リテラルの種類
種類 | データ型 |
---|---|
真偽リテラル | boolean |
文字リテラル | char |
整数リテラル | int , long |
浮動小数リテラル | float , double |
文字列リテラル | String |
空リテラル | 参照型 |
真偽リテラル
boolean型のリテラルは、true と falseの2つだけです。
整数リテラル
整数リテラルは、int型、long型というデータ型に対応して2種類あります。
整数の後ろに l (小文字のL)または、L という記号を付けると、long型のリテラルであることを表します。
l又はL記号を付けないと整数はすべてint型になります。
整数リテラルは10進数のほかに、8進数と16進数で記述することができます。
8進数で表現する場合は、整数の先頭に0を付け、16進数の場合は、先頭に0xを付けます。
文字リテラル
文字(char)リテラルは、文字1文字分を表します。
文字の前後をシングルクォーテーション(')で囲みます。
その値はユニコードという文字コードを使って記述もできます。
(例)'a' →'¥0061'
浮動小数点リテラル
浮動小数点リテラルは、小数点以下の値のある数値を表すリテラルです。
f または、F を付けるとfloat型
d または、D を付ける、あるいは省略した場合は、double型とみなされます。
どちらの場合でも先頭ビットは符号ビットになっているので、負数を扱うことができます。
文字列リテラル
文字列リテラルは、複数の文字をデータとして持つリテラルです。
全体をダブルクォーテーション(")で囲む必要があります。
空リテラル
空リテラルは、nullというリテラルのことです。
空リテラルは、参照するオブジェクトがないことを意味しています。
この為、この値を基本型のデータ型の変数に代入することはできません。
参照型の変数に代入するために利用します。