Java -if文-
通常、プログラムは、上から下へ向かって実行されますが、条件によって異なる処理をさせたり、ある処理を繰り返したりする場合には、制御文を用いてプログラムの流れを制御します。
if文
制御文の1つであるif文を利用すると、条件式の演算結果がtrueであるかfalseであるかによって、その後の処理を分岐させることができます。
if
分岐の条件式が1つだけで、else文を伴わない分岐です。
条件式の演算結果がtureの時に処理が実行され、falseの時は、何も実行されません。
構文
if(条件式){ 処理; }
処理が1文の場合は、中かっこ「()」を省略することが可能です。
if~else
分岐の条件式が1つだけで、else文を伴う分岐です。
else文は1つのif文に1つだけ記述することができます。
以下の書式では、条件式により2分岐の処理を行います。
条件式の演算結果がtureの時に処理1が実行され、falseの場合は、処理2が実行されます。
構文
if(条件式){ 処理1; }else{ 処理2; }
処理1や処理2が1文の場合は、その処理を囲む中かっこ「()」を省略することが可能です。
if~else if ~else
else if文を利用することにより、多重の分岐を行うことができます。
以下の書式では、、条件式1がtrueの場合に処理1を実行します。
また条件式1がfalseで条件式2がtrueの場合は、処理2を実行します。
それ以外の場合は、処理3を実行します。
構文
if(条件式1){ 処理1; }else if(条件式2){ 処理2; }else{ 処理3; }
- 処理1、2、3の処理のいずれかがが1文の場合は、その処理を囲む中かっこ「()」を省略することができます。
- else if文は、いくつでも記述することができます。
- どれか1つのelse if文が実行されると、その他のelse if文のブロックは実行されずにif文が終了されます。
- else文は、必要がなければ省略可能です。
- else文を省略しない場合は、必ずすべてのelse if文の後ろにelse文を記述します。
if文のネスト
if文内の処理として、さらにif文を追加して、入れ子構造(ネスト)にすることができます。