Java -コレクション-
複数のオブジェクトをまとめて扱う方法として、コレクションが用意されています。
コレクションフレームワークが提供される一連のクラスやインタフェースはコレクションと呼ばれ、java.util.collectionインタフェースが基となるスーパーインタフェースとして定義されています。
コレクションフレームワーク
コレクションフレームワークとは、java2 Platform 1.2で導入された複数のオブジェクトをまとめて管理する仕組みです。
List , Set , Mapと JDK5.0で追加されたQueueの4種類の基本構造がインタフェースとして用意され、それを実装したクラスを利用してオブジェクトを管理します。
これらのクラス及びインタフェースはjava.util.パッケージで提供されています。
共通の機能としてコレクションに対して「要素を追加する」「要素を削除する」「要素を検索する」「要素を取り出す」ことができます。
要素とは、管理したいオブジェクトのことを指します。基本データ型は管理できません。
インタフェース | 特徴 |
---|---|
List | 要素へのアクセスにはインデックス番号を使用します。 |
Set | equalsメソッドの結果がtrueとなるような要素は重複して格納することはできません。 |
Queue | FIFO(First In First Out)で要素が順序付けられます。 |
Map | 要素は「キー」と「値」のペアで格納され、get("キー")メソッドで要素にアクセスします。 |
コレクションの利用
- コンストラクタを利用してオブジェクトを生成します。
→利用するコレクションクラスのオブジェクトを生成します。 - メソッドを使い、管理するオブジェクトを操作します。
コレクションフレームワークで注意
そのコレクションがインタフェースかクラスかを見分けることが必要です。
インタフェースは定義しか持たないためインスタンス化できません。インタフェースを実装したクラスを利用することになります。