CSS -フォント-
文字サイズ
文字サイズを指定する場合は、font-sizeプロパティを使用します。
font-size:30px;
指定値には、相対単位、絶対単位、割合指定ありますが、絶対単位は、ユーザが文字サイズを変更できないことがあるため、 相対単位または、割合(%)でサイズの指定をお勧めします。
文字サイズの単位
em | エム | 1em=ブラウザで設定している1文字分の高さ |
---|---|---|
ex | エックス | 1ex=ブラウザで設定している小文字xの高さ |
px | ピクセル | 1px=ディスプレイの1画素 |
pt | ポイント | 1pt=0.3514mm |
---|---|---|
pc | パイカ | 1pc=4.2168mm |
in | インチ | 1in=2.54cm |
cm | センチメートル | 1cm=10mm |
mm | ミリメートル | 1mm=0.1cm |
% | デフォルトのサイズを100%ととして、相対的にサイズを指定します。 実際は、ブラウザによって計算されたpx値になります。 |
---|
フォントの色
フォントの色を指定する場合は、colorプロパティを使用します。
color : #ff0000;
色の3原色である「赤(Red)」「緑(Green)」「青(Blue)」を256段階に分け それぞれの組み合わせによって表されます。
スタイルシートでは、大きく分けて3種類の指定方法があります。
-
- 色の名前で指定する
- 数ある色のなかで、代表的なものについては、「red」「yellow」のように 色の名前で指定することが可能です。
-
- カラーコードで指定する
- 「赤(Red)」「緑(Green)」「青(Blue)」を00~ffまでの16進数を使って 指定することができます。
必ず、カラーコードの前に「#」が必要です。
また、「#f00」と3桁に省略することもできます。「#ff0000」と同じ意味になります。
-
- 数値で指定する
- 色指定に、255を最大値とする数値を使った方法です。
R,G,Bの順に並べ、値をカンマで区切って「rgb(0,128,255)」等と指定します。
フォント(書体)
フォント(書体)を指定する場合は、font-familyプロパティを使用します。
フォント名の記述は、大文字や小文字、全角、半角を正確に記述する必要があります。
また、フォント名にスペースがある場合は「'」「"」で挟んで指定する必要があります。
font-family:第一候補,第二候補,第三候補
WindowsとMacで似た種類のフォントを指定しておくことが必要です。複数のフォントを指定する場合は、カンマで区切ります。
また、フォントの種類をブラウザ側で判断してくれるキーワードを値にすることもできます。
フォントのキーワード | 説明 |
---|---|
sans-serif | ゴシック系のフォント |
serif | 明朝系のフォント |
cursive | 筆記体・草書体のフォント |
fantasy | 装飾的なフォント |
monospace | 等幅フォント |
文字の太さ
文字の太さを指定する場合は、font-weightプロパティを使用します。
font-weight:bold
値 | 機能 |
---|---|
数値 | 太さを100,200…900と100刻みで指定(400が標準) |
nomal | 太字にせず、元々の太さにする(数値指定の400と同じ太さ) |
bold | 太字にする(数値指定の700と同じ太さ) |
border | 相対的に太くする |
lighter | 相対的に細くする |
文字の斜体
文字を斜体に指定する場合には、font-styleプロパティを使用します。
font-style:italic
値 | 機能 |
---|---|
italic | 指定した文字列に斜体(イタリック体)フォントを適用 |
oblique | 文字列を斜体に変形 |
nomal | 非斜体に指定 |
日本語フォントの場合、italicとobliqueの表示の差はありません。
Windows Vistaから導入された「メイリオ」フォントは、斜体用のフォントを通常フォントと 同じように表示させるようなフォント側で設定されているため、斜体を指定しても斜体にできません。
斜体を指定する場合は、英語フォント(Verdana等)を指定した方が、見栄えがよくなります。
デザインテクニック的な使い方として、ブラウザのデフォルトで斜体表示されるaddress要素などに対して それをキャンセルする(「nomal」を指定する)ために、このプロパティが使用されることが多いです。
テキストの装飾
テキストを装飾する場合には、text-decorationプロパティを使用します。
a{ text-decoration:none;}
※ テキストリンクの下線を消すこともできます。
値 | 機能 |
---|---|
line-through | 取消線をつける |
underline | 下線をつける |
overline | 上線をつける |
blink | 点滅させる |
none | テキストの飾りをつけない |